RESMED S9からAirMiniへ

キャンプとCPAP

キャンプに持っていくCPAPをRESMED社のS9から同AirMiniへ変更してもらいました。約1か月使ってみましたが、ある1点を除けば最高に良いです。

AirMiniについて

AirMiniは小型軽量のCPAPです。小さいですが機能面では現行機のAirSense10と大差ないことになっています。

くわしくはこちらを参照してください。

大きさの比較

どのくらい小さくなったのか、機器単体とキャンプに持っていく場合の一式とで比べるとこんな感じです。

機器単体の大きさ

AirMiniはHumidXというマスクとチューブの間につける水が不要の加湿システムがついています。AirMiniには加湿器が付いていると考えた場合に、加湿器をつけた状態のS9と比較するとこんな感じです。

AirMiniは小さい

厚さも加味するとこれだけ大きさが違います。

AirMiniはすごく小さい

一式運ぶ場合の大きさ

AirMiniはACアダプタやDCコンバータ等の付属品も小さいので、キャンプに持っていく場合の一式でみるとこの位違います。

S9で加湿器を付けた場合の一式(DCコンバータ使用)

ただしS9の加湿器は水やチューブを温めるためにものすごく電気を食うので、冬に気温10度くらいで使うと、小さめのモバイル電源では5時間もたないことがわかりました。それ以降は加湿器はキャンプに持っていかなくなりましたので、実際の構成はこんな感じです。

S9で加湿器なしの場合の一式(ACアダプタ使用)

加湿器を使わなければ3泊くらいは使えますので、DCコンバータよりも軽いACアダプタとAC電源を持って行きます。これが一番コンパクトな構成です。

それがAirMiniだとこんな感じです。

AirMiniの一式

AirMini本体には小さな保護ケースが付いてくるので

これに入れて

フタをして

付属の不織布でできたようなポーチにACアダプタやマスク等と一緒に入れるとこんな感じです。

キャンプ道具の一つに見えなくもない

S9だとCPAP関連の一式が結構な荷物になっていましたが、それと比べると全然小さいです。

重さの比較

新旧での重さを比べるとこのくらい違います。(単位はグラム)

パーツ名S9(加湿器あり)S9(加湿器なし)AirMini(AC電源)AirMini(DC電源)
本体920920298298
加湿器784
ACアダプタ350204
DCコンバータ745482
マスクとチューブ238179112112
合計26871449892614

重さも半分以下です。今使っているポータブル電源がAC電源ありもDC電源のみも両方ともたまたま約1.5キロなので、AirMiniであればキャンプの荷物を2kg増やすだけでCPAP一式が使えることになります。

その他の良い点

コンパクトである以外の良い点をいくつか挙げます。

アプリで睡眠内容や使用時間がわかる

本体には画面がないので、設定や各種確認はBluetoothでペアリングしたスマホのアプリから行うのですが、このアプリ上で毎日の利用結果や使用時間がわかります。

こんな感じ。

マスクの着脱で自動的にON・OFFされる

マスクを付けて数回呼吸をすると自動的にONになります。またマスクを外すと数秒でOFFになります。地味に便利です。

消費電力が低い

カタログスペック以上に消費電力が少ない気がします。(データ取りしているところですので、まとまったら書きます。)

結果がすぐに送信される

S9は使用データを送信するために使用後も数分間電源プラグを抜かずに待つ必要がありましたが、AirMiniは瞬時にスマホから送信されます。これもキャンプ等でバッテリーで使っている場合も含めて、何気に便利です。

マスクのフィット感が良い

これは主観が入る話ですが、わたしが使っているマスク(AirFit P10マスク(AirMini用))はS9用と比べてフィット感が格段に良いです。調整する箇所は何もないのに、今までのは何だったんだ?と思うくらいフィットします。

AirMini唯一の弱点

AirMiniの唯一の問題点は「音がうるさい」ことです。うるさいと言っても本体の動作音がうるさいのではなく、自分が息を吸ったときにHumidXをつける場所から音がします。

この隙間から音がする

まさに鼻先で音がするので、最初は気になって「S9に戻してもらおうか?」と思うほどでしたが、そのうち慣れました。

また、マスクがずれて盛大に音がするのとは違うので、一緒に寝ている人からはあまり気になるとの意見はありませんでした。

その他の弱点

「唯一の」と言った直後ですが、今困っていないですが、弱点がありました。

初期設定でアプリ(iPhone用)がAirMiniとペアリングできない場合がある点です。(←致命的じゃん!)

1時間近く途方に暮れていましたが、アプリの入手先のAppストアでレビューを読んでたら、同じ事象にあった人が対処法を書いていてくれて、それでペアリングできました。(ありがとうございました。)

一言で言うと「iPhoneの使用言語」をペアリングするときだけ「English」にします。

これに限らず、AirMiniに同梱されている資料は、微妙に情報が足りてない感じがしました。

まとめ

AirMiniになって、キャンプにCPAPを持っていくハードルが格段に低くなった気がします。鼻先で聞こえる音さえ乗り越えられれば、AirMiniは良い選択になるのでは?と思います。

CPAPのメーカーはRESMED社以外にもいくつかありますが、通院している病院がRESMED社のCPAPを使っていたのはラッキーだったなと思います。(このためだけに転院するとかはなかなか難しいかと思いますが)

あとS9もAirMiniよりは大きいですが、加湿器が取り外せないAirSense10と比べるとコンパクトですし、消費電力も低いので、そう悪くはなかったです。

この記事を公開次第、S9は返却します。ありがとうS9。

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