八丈島・底土野営場で初キャンプ:3年前に書いた記事の「答え合わせ」

自転車キャンプ

2021年に書いた「八丈島には都内から自転車で行けるキャンプ場がある」では、コロナでキャンプができず、現地確認できないまま書いた部分が多くありました。

2024年12月、ようやく底土野営場でソロキャンプできたので、当時の記事の「答え合わせ」をまとめます。


実際に行ってわかった底土野営場のポイント

風対策とテント選びが重要

底土野営場は防風林に囲まれていて、風の直撃はある程度防げます。
ただ、島は天気が変わりやすく、通り雨が多いので、前室のない小型テント一つだと、雨の日の出入りに苦労しそうです。

タープは強風時に飛ばされるリスクがあるため、前室が広めでフルクローズできるテントがおすすめです。
たまたま設営時は風が弱かったですが、強風時に備えて、ペグを打ってからテントを立てる手順や張り綱の張り方は事前に練習しておいた方が良いと感じました。また、ペグも長めのものを準備しましょう。

ゴミ捨て場が整備されている

ルールどおり分別すればゴミを捨てられる場所が整備されていて、非常にありがたかったです。
島のキャンプ場全般について言い切れるほど経験はありませんが、無料や安価な公共キャンプ場ではゴミ持ち帰りが多いので、これは大きなメリットだと思います。

伐採木(薪)の入手について

「三根伐採木リサイクルヤード」で配布されている伐採木を自分で取りに行く必要があります
細い木なら持ち帰れますが、実際には大きな木の塊がゴロゴロしていて、車のない軽装キャンパーには扱いにくい印象でした。

木ではある。

以前の記事で「有志の方が薪を置いている」と書いたのは、昔読んだ別の記事を参考にしたものです。おそらくその記事を書いた方は、炊事スペースに置かれた前利用者の残りを「有志が置いた薪」と思ったのではないかと思います。※昔は本当にそうだった可能性もあります。

火の使用ルール

炊事スペースのみ火の使用が可能で、野営場内での焚き火台利用は不可です(以前の記事の記述は訂正します)。

炊事スペース以外は火気厳禁の張り紙。前の利用者が置いていったと思われる飲み物もありました。

設備・シャワーなど

シャワーは簡易的

海水浴用の簡易シャワーで、ほぼ屋外。目隠しはありますが冬場に使うのは現実的ではありません。

温水が出るのかは確認していませんが、もし温水なら太陽光で温める方式だと思います。

温泉利用がおすすめ

実際は「BU・S・PA(バスパ)」を使い、2日間1,000円でバス乗り放題+温泉入り放題にしました。冬キャンプならこちら一択です。


船旅の小ネタ

ハイシーズンは、二等船室に入りきれない人が通路や甲板に敷物を敷いて寝ることもあるそうです。
しかし、そういう時期でなければ、8〜10人用の二等船室をグループや一人で割り当ててもらえることが多いです。

8人部屋が貸し切りでした。

キャンプ用のマットや寝袋を使えるなら、無理に特二等(個別ベッド)を予約しなくても十分快適だと思います。

また、帰りは昼行便になるため、ベッドで横になる必要性もあまり感じませんでした。


その他の最新情報

料金・アクセスの変化

東海汽船のインターネット割引が20%→10%に減少

自転車の受託手荷物料金は1,500円→1,800円に値上がり。
 → 金券ショップで株主優待券を購入する選択肢も検討の価値があります。

充電事情

キャンプ場にコンセントはありませんが、飲食店でお願いすれば貸してくれることが多いです。今回行った2件ともOKでした。
 → 短時間で充電できるモバイルバッテリー+高出力USB充電器を持参すると安心です。


青ヶ島について(余談)

元記事で「おまけ」として書いた青ヶ島、2025年5月に実際に行ってきました
あの時、帰りの船の待合室で見かけた掲示が、今思えば全ての始まりでした(詳細は別記事にします)。


まとめ

3年前に「いつか行きたい」と書いた底土野営場、実際に行ってみると無料でこれだけ整備されているのはありがたいと感じました。
風対策と薪事情には少し工夫が必要ですが、自転車キャンパーには相変わらず理想的なキャンプ場です。


元記事もあわせてどうぞ

この記事は2021年に書いた内容の「答え合わせ」です。
→ 八丈島には都内から自転車で行けるキャンプ場がある(2021年版)

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