父子で使う自転車用チャイルドシートはWeeRideがおすすめ

WeeRideで遠出 子供とお出かけ

子供が1人で自転車に乗れるようになるまで、自転車用チャイルドシートは子供とお出かけする上での必須の道具になります。

WeeRideは外国製のチャイルドシートの一つで、子供の椅子がトップチューブ(スポーツ車のフレームの水平部分)上に配置される国産ではあまりみかけないスタイルですが、スポーツ車に乗り慣れている場合には、メリットが多いチャイルドシートです。

子供が大きくなったので、もう使えなくなりましたが、わたしにはとても使いやすかったので紹介します。

WeeRideとは

WeeRideは外国(たぶんオーストラリア)製のチャイルドシート等のブランドの一つです。

本記事で紹介するチャイルドシート以外に自転車の後ろに付けて子供が漕げる(=二人乗りのタンデム自転車風になる)製品や普通のバランスバイクみたいなものも出しています。

(製品の詳しい紹介は動画等も豊富なここが良いかと思います。)

WeeRideの良い点

WeeRideの良い点をいくつか挙げます。

子供とコミュニケーションしやすい

https://weeride.com.au/gallery/

子供を抱え込むような感じになるので、自転車で風を切って走っているときにも会話しやすいです。

子供が寝落ちしても大丈夫

チャイルドシートの前の部分に顔をのせられる台状のパーツ(クッション付き)があるので、子供が寝てしまっても安定して走ることができます。子供もうつ伏せ姿勢が取りやすいので楽だと思います。

安定性が高い

座席をハンドルではなくフレームに付けるので、重心が自分の近くになる分だけ安定性が高いです。

取り付けられる自転車の種類が多い

台座部分を自転車のフレームの前後に取り付けて、そこに座席を付ける形になりますので、普通の形の自転車であれば、だいたい取り付けられます。(ただし、ドロップハンドル型のスポーツ車の場合、取り付けられたとしても前傾姿勢を取った際にチャイルドシートがジャマになるので乗れないと思います。)

台座の部品 https://weeride.co.uk/shop/weeride-safe-front-baby-bike-seat-grey/

写真左の部分が自転車の前になります。後ろの部品は取り付け角度を変えられるのでシートチューブ(フレームの垂直な方)でも、トップチューブ(フレームの水平な方)でも、自転車の形状に応じて取り付け可能です。

こんな自転車で使っていました。

マウンテンバイクとWeeRide
マウンテンバイクで使用
ママチャリとWeeRide
ママチャリで使用
折りたたみ自転車とWeeRide
折りたたみ自転車で使用
電動アシスト自転車とWeeRide
電動アシストクロスバイクで使用

チャイルドシートの取り外しが簡単に行える

台座とチャイルドシートはノブねじ一つで固定されているので、チャイルドシート自体は簡単に着脱することが可能です。一人で乗る場合はチャイルドシートを外せば、普通の自転車のように乗ることができます。

WeeRideの台座のみの写真
座席を外して台座のみの状態

コンパクトに運べる

小ぶりな座席(さらに前の部品は外せる)と棒状の台座だけなので、意外とコンパクトです。

帰省先に送る荷物の段ボール箱に入れておくと、実家の自転車につけてちょっと走ることもできます。工具も小さいスパナと六角レンチ各1つでOKです。

WeeRideの注意すべき点

ママチャリ風の乗り降りはできない

トップチューブに取り付けるので当然ですが、サドルの前から脚を通すことはできません。スポーツ車のように乗り降りする必要があります。

自転車をこぐときチャイルドシートがじゃまになる

脚の間にチャイルドシートが来ますので、こぐときにがに股になりがちです。

対策としては、チャイルドシートが前寄りになるように位置を調整することや、サドルを高めにする(足つきに支障のない範囲で)とこぎやすくなります。

ハンドルを切れる範囲がチャイルドシートで制限される

こぎやすくするためにチャイルドシートを前寄りにしすぎると、今度はハンドルと干渉して切れる範囲が狭くなります。

対策としては、ハンドルへの干渉が少なくなるようにチャイルドシートを後ろ寄りに位置調整する(←さっき言っていたことと逆!)ことや、メーカー推奨の使い方ではなくなりますが、子供がある程度大きくなっていたら、写真のように子供が顔をのせたりする前の部品を外すと走りやすくなります。ただし、この状態だと急ブレーキをかけたりしたときに子供が顔をハンドルにぶつけるおそれがありますので、注意が必要です。

WeeRideの前のパーツを外した状態
前の部品をはずした状態

子供を乗せるときに注意が必要

ママチャリで両立スタンドが付いている場合は、それほどでもありませんが、スポーツ車型でサイドスタンドの場合、子供の乗り降りには注意が必要です。

子供がそれなりに大きくなってきたら、こちらが自転車のハンドルを持って固定している間に自分で登って着席すればいいですが、それができないうちは、先に自分が自転車にまたがって、それから子供を抱きかかえて椅子に座らせる必要があります。

停車時にフレームの上にまたがった姿勢がとれない

スポーツ車でサドルを高くしている場合、停車時はフレームの上にまたがった状態で地面にしっかり足を着けて立ちますが、チャイルドシートがあるので、その姿勢がとれません。

対策としては、…あまりサドルを高くしすぎないことです。

ということで、注意すべき点をまとめると、サドルの高さやチャイルドシートの位置などをいい感じに調整する必要があるということです。自分なりの良いポジションを見つけ出してください。

おすすめの使い方

スポーツ車型の電動アシスト自転車につけると、そこそこの距離も苦にならずに走れるので、子供との行動範囲が広がります。慣れれば片道15〜20キロは無理なく行けるので、23区内の大半は自転車でカバーすることができます。

また、子供と自転車2台で出かける場合でも、チャイルドシートを着けて伴走すれば、子供が力尽きた場合の予備の移動手段としても使えます。(その場合、子供の自転車は、長めのベルト等をつけて背負って帰ります…。)

子ども用の自転車とWeeRide
子ども用自転車と一緒にお出かけ

WeeRideとのお別れ

合う人にはとても便利なWeeRideですが、子供が大きくなるとお別れの時が来ます。

推奨される年齢の上限は4歳で、体重は18キロ(40ポンド)です。

WHAT ARE THE AGE AND WEIGHT LIMITS FOR PASSENGERS OF THE KANGAROO DELUXE SEAT?

The recommended limits are 4 years old and 40 lbs.

http://www.weeridekids.com/faq/

実際には自転車のフレームの上に乗っているようなものなので、もっと全然行ける(うちはときどき7歳くらいまで使っていました)感じがしますが、乗り降りするときに体重をかける足乗せ部分が痛んできます。また、靴が大きくなって足乗せ部分からはみ出すようになります。

そして、前乗せタイプなので、子供の頭が自分の視界を遮るようになったら完全にお別れです。

子供を乗せて自転車で走る期間はわずか数年間で、後から振り返って考えると貴重な日々でした。(まあ、自転車に限らず、子供と過ごす日々は貴重ですね。)
その期間にたくさん思い出を作る道具として、WeeRideとスポーツ車型の電動アシスト自転車の組み合わせはおすすめですので、機会があったらご検討ください。

以上です。

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